i -アイ-






「俺らもいるっつーの」



「きゃー!滝谷ー!」



「お前に呼ばれても嬉しくねえから」



不貞腐れる滝谷にあたしは笑ってしまう。



「仕方ないよ、集団心理だから。王道イケメンはファンが多いでしょ。だから騒ぎやすい。でも滝谷みたいなリアコイケメンは騒ぎづらいんだよ」



「は?リアコ?」



「リアル恋ってこと。」



小さく、滝谷の名前のプレート持ってる子がちらほらいる。



「あの子たちのために頑張れよ、滝谷」



「……俄然やる気出てきた」



「今頃かよ。」



あたしたちのやり取りには全く入ってこない蓮だけど、ずっとあたしの隣にいる。


犬かよ。



「ねえ、これさ、決勝行けたら、もしかしたらもしかする?」



「2-F。暁さんと司さんがいる」



「それってアリ?」



「ルール違反ではねえだろ」



「ルール違反にしてもらいたいな」



そんなん、威圧だけでうちのチーム怯んじゃうよ。

4回戦はJokerの2-D。


実は、あまりよろしくない人がいる。


まあ、噂というか、調べて分かったんだけど、あからさまな金持ちのいじめっ子くんが居て。