i -アイ-





「へえ、お前の弱みって何なんだろうな」



「さあ、何でしょうね」



司さんは分かって言ってる。


あたしの弱みはREIGNだ。


守らなきゃいけない。そのあたしの気持ちが伝わっているのなら、司さんは分かって言ってる。


「久遠が彼女を作らない理由はそれか」


優介さんが納得したように言う。


「強い女性は沢山いますけどね」


その言葉にあたしを見る三國と暁。

なぜだか蓮も。


「まあ何はともあれ、気を抜かずに行動をしてください。皆さんが危険にさらされなければ、俺も上の人達も動きやすいので」



「お前にとって俺らは何?」


「司」


司さんの言葉に、三國が反応する。



「大切な人の、大切なもの。」


無力感を感じるのは弱いからだ。

でも、無力感を感じてくれたのなら、そこからは上がるだけ。



「俺が皆さんを守ることで、亮さんや慎さん、元さんや麗士さん、聖さん、皆さんの家族が安心できる。榛人の大切だったものが、笑っていられるなら、俺は動くまでです」



「お前は俺らのことどう思ってるの?」


司さんは、どんな答えを望んでいるのだろう。