i -アイ-






「まあ、女に困る顔じゃないしね俺ら」



司さんがそういう。

まあ、そうか。


でも、蓮はまだ15なのに童貞じゃないんだな。


そう思いつつ、蓮を見ると、



「え、真っ赤だけど、大丈夫そ?」


「うるせえ見るな」


「そんなんで童貞じゃないんだ」


「あ?そんなんでってなんだよ」


「いいや?童貞か童貞じゃねえかだけの会話で赤面してて、よく卒業出来たなって」



「お前、童貞って連呼すんな!」


なんだこいつ面白いな。


「あはは、もしや、童貞?」


「あぁ!?ちげえよ」


「藍、いじめてやるな」



暁に止められる。

ちょっとはしたなかったかな?


「ごめんごめん。面白くてつい」


「何が面白いんだよ!」


「蓮も相手にすんな」



「藍、ここに来んの久しぶりだろ。なんか話すことがあるから来たんだろ?」



三國が、はぁとため息をつく。


このたまり場に最近は来てなかった。


特に皆にお願いすることもなかったしね。



「名雲碧について最近調べててさ、なかなか来れなかったんだよ。別に今日は特別話すことは無いよ」



今もお願いすることはない。

ただ身を守ってくれれば。