i -アイ-




女の子は泣いてる。

怖いだろう。



「ああ!?お前に何が出来んだよ」


ガンッと腹を蹴られる。

後ろに後ずさると、男たちは笑う。


「んだよ、ひょろっちいな。そんなんで助ける?頭沸いてんのか」


あたしは、男たちを見てニィッと笑う。


「正当防衛、ですからね?」


あたしの気に少し押されて顔を引きつらせる3人。


1人目は回し蹴りで壁に頭をぶつけさせる。1発で伸びるのを見て、脅えの表情を見せる2人。


「お前、何もんだよ」


「待てよ、藍人って言ったか」


1人が女の子に凄む。

女の子は怯えながらこくりと頷く。


「黎鳳の制服かよ、あれ」


「あ?黎鳳の制服で藍人って名前だと、なんかいけねえのか」


1人は分かったみたいだな。



「あれ、俺ってもしかして有名?」



「黎鳳はREIGNだけだろ、危ねえのは」



「こいつ、REIGNの新入りだよ」



「新入り?……じゃあ下っ端ってことだろ」



イライラしだした何も分かっていない男。

近づいて、ニコッと笑えば拳が飛んでくる。


それをいなして鳩尾に膝蹴りを入れる。



「おしゃべりだなぁ」


唸るそいつが膝を着いた時、頭を蹴り上げる。


あたしが誰だか分かっていそうなやつが、顔を青ざめさせてる。