「直禾ちゃんが良ければなんだけど」
「あ、うん」
「毎月さ、2人で映画観に来ない?ほら、1日は映画の日で安いし、気軽に来られるなぁと思って。嫌ならもちろん、いいんだけど」
私は大きく首を振った。
嫌なわけ、ないじゃん。
嬉しいって気持ちしかないに決まってるじゃん。
だって、私の理想は...
天羽くんそのものだから。
優しくて
カッコ良くて
精神的にも
肉体的にも
強い人。
それが天羽くんだから。
本当は、
本当は...
すっごく
すっごく
すっごく...
「嬉しい」
あ、
言えた。
私、やっと自分の気持ち、
ちゃんと素直に言えた。
嬉しいって、
言えた...。
天羽くんがまさに王子様のような穏やかな笑みを浮かべて私を見つめる。
「そう言ってくれて、オレも嬉しいよ。本当にありがと。じゃあ、今度来る時は直禾ちゃんの見たい映画観よう。何観たいか決めておいて」
「うん...!」
私がようやく素直になれた相手は...
夢にまでみた
王子様だった。
「あ、うん」
「毎月さ、2人で映画観に来ない?ほら、1日は映画の日で安いし、気軽に来られるなぁと思って。嫌ならもちろん、いいんだけど」
私は大きく首を振った。
嫌なわけ、ないじゃん。
嬉しいって気持ちしかないに決まってるじゃん。
だって、私の理想は...
天羽くんそのものだから。
優しくて
カッコ良くて
精神的にも
肉体的にも
強い人。
それが天羽くんだから。
本当は、
本当は...
すっごく
すっごく
すっごく...
「嬉しい」
あ、
言えた。
私、やっと自分の気持ち、
ちゃんと素直に言えた。
嬉しいって、
言えた...。
天羽くんがまさに王子様のような穏やかな笑みを浮かべて私を見つめる。
「そう言ってくれて、オレも嬉しいよ。本当にありがと。じゃあ、今度来る時は直禾ちゃんの見たい映画観よう。何観たいか決めておいて」
「うん...!」
私がようやく素直になれた相手は...
夢にまでみた
王子様だった。



