「鷲尾っ!」
私の名前......。
聞こえた気が......。
足音が近付く。
ぼふっぼふっぼふっ...と雪を踏みしめる音が聞こえて、
私の前で止んだ。
しゃがみこんで、私を抱き起こす。
「しっかりしろ!」
「ははっ、大丈夫だよ...。ほら、ちゃんと話してるじゃん...」
「無理に話さなくて良い」
「んじゃあ、黙ってるね」
私は櫻庭の背中に乗せられた。
あぁ、
暖かい...。
櫻庭の背中、暖かいよ...。
冷えきっていた体が徐々に熱を帯びてくる。
生きてる心地がする......。
「櫻庭」
「どうした?」
名前を呼びたくなっただけ、なんて言ったら怒るんだろうな。
だから、話せること、考えてみた。
「どうやって来たの?」
「風が止んだ10分間で登ってきた。リフトのおじさんが鷲尾のこと覚えててまだ帰ってきてないからどっかにいるだろうって。それでレスキュー隊の人2人と俺が来たんだ」
「良く分かったね...私の...場所......」
私がそう言うと、櫻庭の足が止まった。
「櫻庭?」
櫻庭が私を下ろす。
「ごめん、私重いよね。ほんと、ごめ...」
私の名前......。
聞こえた気が......。
足音が近付く。
ぼふっぼふっぼふっ...と雪を踏みしめる音が聞こえて、
私の前で止んだ。
しゃがみこんで、私を抱き起こす。
「しっかりしろ!」
「ははっ、大丈夫だよ...。ほら、ちゃんと話してるじゃん...」
「無理に話さなくて良い」
「んじゃあ、黙ってるね」
私は櫻庭の背中に乗せられた。
あぁ、
暖かい...。
櫻庭の背中、暖かいよ...。
冷えきっていた体が徐々に熱を帯びてくる。
生きてる心地がする......。
「櫻庭」
「どうした?」
名前を呼びたくなっただけ、なんて言ったら怒るんだろうな。
だから、話せること、考えてみた。
「どうやって来たの?」
「風が止んだ10分間で登ってきた。リフトのおじさんが鷲尾のこと覚えててまだ帰ってきてないからどっかにいるだろうって。それでレスキュー隊の人2人と俺が来たんだ」
「良く分かったね...私の...場所......」
私がそう言うと、櫻庭の足が止まった。
「櫻庭?」
櫻庭が私を下ろす。
「ごめん、私重いよね。ほんと、ごめ...」



