素直になりたい。

「うわっ!」


最初のひとかきで足を取られ、私は一気に下降した。

止まろうと思っても止まれない。

どんどんスピードを上げて下へ下へと行ってしまう。

けれど、風に煽られているから真っ直ぐなんて進んでいない。

このままじゃ、私......。

雪も酷くて目を開けていられず、私は目を瞑ってしまった。

私を乗せたスキー板はそのまま蛇行し、

森の方へと入って行ってしまった。


「いたっ...!」


木に正面衝突し、痛みに負けて倒れ込み、

私は気を失った。