素直になりたい。

日帰りの方々が去り、午前中よりだいぶ人が減ってきた。

私は1人、子供たちに混じって低い場所で黙々と滑り込んでいた。

子供たちには怪訝そうな顔をされながらも、屈することなく練習を続けたお陰で大分上達した。

これで明日は見返せる。


「最後に上から滑って終わるか...」


独り言を呟き、ソリ滑りをしていた男の子に白い目で見られた。

ごめんね。

今上に行くので、これからは悠々自適にどうぞ。

心の中でそう呟き、私はリフト乗り場へと重い足を動かした。