素直になりたい。

2日目は一般公開ということもあり、近所の子供からお年寄りまで、実に様々な人が会場に詰めかけていた。

昨日より明らかに緊張が高まる。

しかも、今日は午後から別の出し物の発表があるため、講演は1回のみ。

絶対に失敗出来ない。

あぁ、緊張して吐き気がしてきた...。

なんなら、口から心臓が飛び出そう。

なんて、想像したらますます気分が悪くなる。


「直禾ちゃん、リラックスリラックス。絶対大丈夫だから」


そんな優しい言葉をかけてくれるのは、今日も誰よりもキラキラしていて麗しい天羽くんだ。

それにしても真っ白なタキシードが似合うなぁ。

このまま結婚式に出てもおかしくないくらい。

なんて言ってもお相手の方がいらっしゃらないと思いますが。

こんなにカッコ良いし、性格も悪いところが1つもないのに、浮いた噂も皆無っていうのがまたすごい。

皆狙ってはいるんだろうけど、高嶺の花だから、手を出せないでいるんだろう。

そんな彼のハートを射止めるのは一体誰なのだろう。

なんて想像したら、少し気を紛らすことが出来た。


「うん。リラックスして頑張るから天羽くんも頑張って」

「うん。お互い頑張ろう」