素直になりたい。

「そうだよ。笑わないで」


私は顔を上げた。

視線が交わる。


「女の子なんだから怖がるのは当然だよ。オレはちっともおかしいと思わない。女の子を守れないオレの方を笑ってほしいくらいだ」

「天羽くん...」

「それに...可愛いよ。直禾ちゃんが怖がってるのは可愛い」


天羽くん、ストップ。

これ以上、心臓止まるようなこと言わないで。

私を殺す気ですか?

そんな甘い言葉ばかりシャワーのように降り注がれちゃったら、勘違いしちゃうよ。


「ってことで、皆そろそろ戻らなきゃだよね?また午後も頑張ろう」


皆は唖然としながらも、天羽くんの後ろ姿を追ったのだった。