素直になりたい。

――ダダダダダっ!


え?

もしや?

終わると思っていたけど、

まだ終わっていなかったみたい。

足音に気づき、

私達は走り出した。


「ギャーッ!」

「直禾ちゃん、落ち着いて!」


最後の最後で絶叫してしまった。

まさか追いかけてくるなんて思わなかった。

偽物なのに、何本気にしてるんだろ、私...。

櫻庭にあんな大口叩いたくせに自分がビビってどうすんだろ。

でも、ひとまずは生還出来たわけだし、良かったということにしておこう。