素直になりたい。

この暗い世界の中で、一際輝く少年。

まるでそこだけにスポットライトが当たっているかのように眩しい。

お化け屋敷より天羽くんの方がドキドキする。

手のひらが徐々に暖かくなっていって、

じんわりと全身に熱が巡る。

その温もりを感じられれば、

もう何も怖くない。

私は天羽くんが握ってくれた手を見つめてにやけてばかりで、ほぼお化け屋敷を無視して歩き、気付いたら出口が見えてきていた。


「あぁ、終わりだ」

「ほんとだ。終わりだね。天羽くん、ありがとう。天羽くんのお陰で全然怖くなかった」