素直になりたい。

それから1週間後、

ついに私達は本番を迎えた。

ダンスはそのままやれることになったし、

大道具も小道具もばっちり出来ている。

あと1つ、心配事があるとするならば、

衣装、だ。

一応、前日のリハーサル前に試着した段階では入ったのだけど、その日の状態っていうのがあって、特に女性は浮腫みやすいから心配なんだ。

衣装に袖を通し、背面チャックは千咲ちゃんとお互いに上げる。


「直禾ちゃん、いいね!すっごく似合ってる」

「いやいや、千咲ちゃんの方が似合ってるよ!さすが主役。きっと生田くん、鼻血出しちゃうよ」

「もお!そんな冗談言わないで!」


背中を思い切り叩かれる。

わりと痛くてびっくりした。

でも、白雪姫はこのくらい強くないとね。

だって、この凶悪な継母と戦うんだから。