素直になりたい。

久しぶりに地元に帰ってきた。

実に2年半ぶり。

駅前には前までなかったコンビニができて

私がマイかごを持って駄菓子を買いに行っていた駄菓子屋がなくなった。

駅からバスで20分のところには大型ショッピングモールが建設されるみたいだし、

この町も変わったんだなぁ。

でも、変わらないところもある。

街灯のチカチカ具合とか、

ラーメン雑誌にも掲載された、創業50年のラーメン屋さんとか、

地元住民のお昼を支えるお弁当屋さんとか、

私がアイスを箱買いしていた地元密着型スーパーとか。

変わらないものを見ると少し安心する。

そういえば、夜空も......

変わっていない。

東京の中でも山に近くて田舎に該当するであろうこの地域は、空気が澄んでいて、昔から星が良く見えていた。

見上げればいつも満天の星空が私の心を照らしてくれていた。

黒と藍色が混ざり合った幻想的なキャンバスに散りばめられた星屑たちを見ては、

全部キャンディだったら良いのになぁなんてバカなことを考えていた。

でも、今はこの星屑が、

全て可能性だったら良いのになぁと思う。

人間1人が出来ることは限られているって言われてるし、そう思わないこともないけど、

それを根底から覆す、

無限の可能性が空に広がっていれば良いと願う。

それを掴むために夜空を見上げ、

手を伸ばすんだ。

きっと可能性が広がるこの地球は、

宇宙の中でも

真っ青で美しくて、

永遠に青春の輝きを閉じ込めるような、

そんな世界だと

信じてみたい。