素直になりたい。

私がこんなにぼろぼろだというのに、国王役の櫻庭は3日連続で練習に来ていない。

そもそも助けてくれるようなやつじゃないとは分かっているけど、

でも、それでも、いないよりはマシな気がして。

私よりは踊れるだろうし、

少しくらいリードしてくれるかも、

とか、思ってたんだよ。

けど、そんな考えは甘かった。

幻想を抱き過ぎた。

櫻庭が優しかったのは私が恋人役だった時だけだ。

恋人役だったから、優しくしてくれただけだったんだ。

それなのに私は...

同じ優しさを求めてしまっていた。

あるはずのないものを追いかけてた。

あと1日しかないのに、

もう無理だよね...。

潔く諦めるしかない。



そう、思っていた。