素直になりたい。

どういうことかと聞かれたら、

答える間もなく、

到着した。


「本当にこれ全部食べるわけ?」

「お腹空いたから食べられる。てか、20歳越えたら代謝落ちて太りやすくなるから、今のうちに食べたいもの食べとくの」

「そ」


櫻庭は呆れ顔だけど、私は構わず手を合わせた。


「頂きまーす」


そうして、真っ先にパスタに飛び付いた。

くるくるとフォークで巻き取り、口に運ぶ。

たくさん種類がある中で選んだのは、明太子スパゲティ。

果たしてそのお味は?


「うふっ。美味しい!もぉ、最高!」


止まらなくなり、次から次へと巻き取っては口に運んだ。

一方の櫻庭はというと、私の鑑賞ばかりして全然進んでいないようだった。


「ちょっと!私のこと見てないで食べてよ。見られてると恥ずかしい」

「恥ずかしいなら、こんなに頼む?パスタ、ピザ、ドリア、チキンステーキ、そして〆のティラミス。フルコースしちゃってんじゃん」

「いいの。今日は食べたいんだから食べる!」


私は櫻庭の視線に屈することなく、順調に手と口を動かす。