素直になりたい。

「一応さ」


櫻庭が私の方に顔を向ける。

暗くたって変わらない。

櫻庭は眩しいから、

私は直視出来ない。

しかも、こんな弱ってる状況で見てしまったら、

確実に

吸い込まれる。

時に見せる優しさと暖かさに

甘えたくなってしまう。

だから......


「俺、今、カレシだから。カレシだからさ、話聞く。悩んでたら一緒に悩むのが恋人の役目だって、俺は思ってるけど」