素直になりたい。

夕飯の後、部屋に戻った私は匠望くんが海の散歩に出かけている間にお風呂に入った。

この後に男子が入るのかと思うと髪の毛が1番の厄介者だなぁと思い、丁寧に1本1本取り除いた。

そして、上がるや否やベッドに飛び込んだ。

全然寝られる気がしないのだけど、ひとまず瞼を閉じた。

けれど、甦ってくる。

あのドキドキと、

バクバクと共に、

胸に迫ってくる。

感じてはいけなかったはずの熱が、

痛みが、

寂しさが、

切なさが、

襲ってくる。


そして......


愛しさが、


巡っている。