素直になりたい。

「分かった、行く。結びます、期間限定恋人契約」


私のその言葉に櫻庭は歯を見せて笑った。

その笑顔に囚われた私の心は

もう末期のガンみたいに

櫻庭新大という存在に蝕まれ、

抵抗することが出来なかった。