……ん?なんか誰かに撫でられている気がする。

「…ごめんな。俺のせいで」

この声は…谷垣くん!?
私は起きているのがバレないように必死で目を瞑る。

「…好きだ。凛花。」

同時に暖かいものがおでこにあたる。
…え、今何が起きたの!?
私は驚いて目を開けてしまった。
谷垣くんを見ると…耳まで真っ赤に染まり私を見つめていた。

「ご、ごめん…。つい、な?」

そう言って谷垣くんは逃げるように保健室から出て行った。