「凛花〜!!探したよ、もう!勝手にどっか行っちゃうんだもん!一言声ぐらいかけてよね?」

 今まではぐれていた友人、春風すみれがやってきた。

 「ごめんっ!トイレ行ったら迷子になっちゃって…それよりツインズとクラス見に行こ?」
 
 「うんうん!ツインズめーっちゃ気になるよね!」

 すみれはこの通りとても元気がいい。すみれとは幼稚園からの付き合いだ。この星空学園に入ったのもすみれの影響だ。

 「はいはい。あまり騒がないようにね?」

 そういいながら貼り出されている紙から自分の名前を探す。