「ったく、なんだよいきなり引っ張って」

ひぇぇ…めちゃくちゃ睨まれている…
ここには誰もいないからか、裏の顔に戻っている。

「ご、ごめん!それより、振り付けとか曲決めよ?」

「…まぁ、良いけどさ。曲はお前決めていいぞ?クラシックでもポップでも。」

今流行りの曲にしよっかな。あ、こんなのはどうだろう。男女5人組のグループアイドルの曲。

「これはどう?」
谷垣くんに聞くと、お前らしいな、と言ってOKしてくれた。