恋するツインズ!

「 月野、あれはクラスの女子達の仕業だな?」

机の落書きを見たらしく私は担任の先生に呼び出された。
 「多分そうですね。谷垣くんと私がツインズなのが気に食わないのでしょう。ペアを変えることはできませんか?」

 次に谷垣くんとペアになる子には申し訳ないが、自分の身を守るためにはこうするしかない。
 
 すると先生は困ったように頭をかいた。

 「実はな、谷垣が月野とツインズを組みたいって言い出したんだよ」

 「え!?谷垣くんが!?」
 私は驚いた。でも何故私となんか…。

 「…少し谷垣の話も聞いてやってくれないか?1ヶ月だけでいい。期間が終わったら月野の思う通りにしていいから。」