恋するツインズ!

 その日の翌日。あの出来事が嘘であってほしいと願いながら学校へ行った。

 「 凛花ちゃんおはよ」

いつものように谷垣くんが笑いかけながら挨拶してくれた。良かった…あれはやっぱり夢だっ…「 あの事は、誰にも言うなよ?」

 ドキッ…耳元で言われ、少し顔が熱くなる。と同時に夢じゃなかった…という失望感。

 「 あーれ?顔赤くなってるけどもしかしてドキッとしたー?」

 また耳元で言われ、カァッとなる。

 「 違うし!!ドキッとなんてしてないし!!」
 私はダッシュし、谷垣くんから逃げた。

 でも、この事が原因であんな事が起きるとは思ってもいなかった。