恋するツインズ!

谷垣くんは一瞬考えるようにして言った。

 「 ま、いずれバレると思ってたしな。いいか、この事は誰にもいうなよ…?バラしたら…」

 私に近づいて壁ドン、そして顎クイ…
私は思わず目を瞑った。だってキスされるかと思ったんだもの。

パシャっ
シャッター音がした。何かと思い目を開けると…

谷垣くんにスマホの画面を見せられた。
そこには"キスをしていそうな"私と谷垣くんが写っていた。

 「 これ、バラまくかんな 」

 あ、あの優しかった谷垣くんがここまで変わるの!?私は助けてというように水谷先輩の方を見たが、困ったように首を振るだけ。

 「…分かった。言わない。でもその写真!絶対誰かに見せないでよ!見せたらばらすかりゃっ!」

 …さ、最後の最後で噛んでしまった。。恥ずかしくて真っ赤になっていると谷垣くんは鼻でふんっと笑い、意地悪そうな顔で言ったのだ。


 「 あっそ。それは安心でしゅー」