初恋交響楽

「えっ、何で…」

温度を確認すると、
「しまった、戻すのを忘れてた!」

わたしは両手を顔に当てて大きな声を出した。

「ごめん、大国くん!

今日、下着の浸け置きをしてから洗濯したからお湯の温度を60度から戻すのを忘れてた!

ごめん、熱かったよね!?」

わたしは目に涙を浮かべながらペコペコと大国くんに謝った。

「ああ、そう言うことだったんだ…。

いきなり熱いお湯が出てきたからビックリしたよ…」

そう言った大国くんに、
「もしかしたら、バスタブのお湯の中も60度のままかも…」
と、わたしは言った。

大国くんは少し考えると、
「まあ、いいや。

今日はシャワーだけにするよ。

温度を戻しておくね」
と、言った。