「皇帝陛下」
「なんだ、愛しき皇妃よ」
しなやかな腕を腰に絡みつけ、そっと身体を引き寄せた彼は、冷涼な美貌に甘みを乗せて応戦する。
今世だけではない。来世も、その先も。
ずっとずっと。
「今宵もあなたを、たっぷりと愛してあげる」
「黙れ。それは俺のセリフだろう。へばるなよ」
殺害予告なんて、もういらない――
私たちの間にあるのは、はじめから愛だったから。
柱の影に隠れて、何度目かのあまーい濃密なキスを交わしたのは、私たちだけのひみつ。
「あ、ふたりとも、またチューしてるよ、クロード」
「ルーシーさまは、まだ、見ちゃいけませんよ」
そう。ひみつだ。
――END――



