✳✳✳
寒い⋯⋯。
はぁ、はぁ、息が切れる。頭がぼんやりする。こんなにキツイのは久しぶりだ。
『まぁ、もう2日も経ったのに⋯⋯また夜になったらすごい高熱に⋯⋯。もう一度、先生に来てもらった方が良さそうだわ』
『そうね。皇妃さまと陛下にもすぐに、ご連絡を』
侍女たちが慌ただしく歩き回る。でもそんなの気にかける余裕などない。
頭の下には冷たい枕が通されら額には冷えたタオルが乗せられた。気持ちいい。布団はさらに足されて団子状態だ。
それでも、身体はガタガタ震える。
ああ、恨めしい。俺の軟弱身体が。もっと強ければ⋯⋯。アイリスのことだって⋯⋯悲しませないのに。
なにより俺は、皇帝として大きなハンディを抱えているんだ。せめて、体くらい強くならなければいけないというのに。
意識が朦朧とするなか、出窓から見えた寂しそうな横顔が頭を離れない。
俺のいない初日、アイリスは花壇の前でひとりで花のスケッチをしていた。
そして今日は、寂しそうな顔をして、花壇の隅っこにぼんやりと座っていたんだ。
明日は⋯⋯明日こそは行きたい。一緒に過ごしてあげたい。
寒い⋯⋯。
はぁ、はぁ、息が切れる。頭がぼんやりする。こんなにキツイのは久しぶりだ。
『まぁ、もう2日も経ったのに⋯⋯また夜になったらすごい高熱に⋯⋯。もう一度、先生に来てもらった方が良さそうだわ』
『そうね。皇妃さまと陛下にもすぐに、ご連絡を』
侍女たちが慌ただしく歩き回る。でもそんなの気にかける余裕などない。
頭の下には冷たい枕が通されら額には冷えたタオルが乗せられた。気持ちいい。布団はさらに足されて団子状態だ。
それでも、身体はガタガタ震える。
ああ、恨めしい。俺の軟弱身体が。もっと強ければ⋯⋯。アイリスのことだって⋯⋯悲しませないのに。
なにより俺は、皇帝として大きなハンディを抱えているんだ。せめて、体くらい強くならなければいけないというのに。
意識が朦朧とするなか、出窓から見えた寂しそうな横顔が頭を離れない。
俺のいない初日、アイリスは花壇の前でひとりで花のスケッチをしていた。
そして今日は、寂しそうな顔をして、花壇の隅っこにぼんやりと座っていたんだ。
明日は⋯⋯明日こそは行きたい。一緒に過ごしてあげたい。



