「ごめん。もう俺、行かなきゃ。
俺も、ずっとずっと深久の事好きだから。」



レイはとびっきりの笑みであたしを見つめる。



『レイっ!!今度は、天使になって、あたしと会ってね!!?
約束だからっ!!!』





レイにはまだ言いたい事だって色々ある。


行ってほしくない。



ずっとあたしの横にいてほしいけど――――。





それも今日が最後なのかな―――?




「絶対な。」




レイはあたしに小指を差し出した。




「指きり。」



あたしも小指をだし、指きりした。







約束だよ―――――レイ。