ドキドキがあたしに押し寄せる。 ズキズキがあたしを襲う。 ドクンドクンがあたしの身体に響く。 一回目をギュッて瞑る。 そうして、開ける。 山本―――――――。 そこには丁度部活帰りで汗を頬に流した山本 達樹が居た―――。