「浅井さん?中間さん?何さぼってる訳?」 うわ...先輩っ...汗 『ごっごめ「ごめんなさい!!ボーッとしてました!!」 あたしの口より先に美里が口を出した。 「さっさとやってくんないかな?」 先輩は長い髪を人差し指でくるくるといじりながら言う。 「はいっ!!!」 そうして、あたしは転がったバスケットボールを手に取り、シュート練習を 始めた。