「で、これどこに持っていくの?」
「え?」
「俺も手伝うからさ」



そう言って私が持っていた三つのダンボールの内二つを持った。



「え?!いいよ!大丈夫だから!」
「さっき転びそうになってた人がそれ言う?ダメだよ、危ないから。それに俺に手伝わせて」



星野君は優しい顔をしてそう言った。



そんな顔ずるい!そんな顔で言われたらかなわないし断れないよ。