私、叶瀬夢は、朝日向学園の高校二年生。
学校の花壇の世話をするのが日課。



そしてこの子は親友の白崎日菜。
気遣いのできるしっかり者。
私の自慢の友達なんだ。



「はぁ〜。疲れた〜」
「ふふっ。お疲れ様、日菜ちゃん」
「ありがとう夢ちゃん。なんか甘い物食べたいな」
「帰りにクレープでも食べに行く?」
「行く!」



放課後、私たちはそんな事を話しながら帰りの準備をしていた。


「クレープどんなのがいいかな」
「今から考えるなんて早いね」
「だって早く食べたいんだもん」
「ふふっ。じゃあ行こっか」


帰る準備を済ませた私たちは学校を後にした。