どういうつもりで私に優しくしてくるのか、
そんなことは考えないようにしていた。

けれど私の思いとは裏腹に、裕也は変わらず優しく寄り添ってくる…


【もし電車が怖かったらバスもあるし、タクシーでもいいからカウンセリングに来ないかい?】

【もういいんです。このままでも構わないと思ってるし、たまには声も出てるから。私の事は気にしないでください】

【気にしないでって言われても、気になるものは
どうしたらいい??】

【そんなこと私にわかりません】

【怒ってる?】

【怒ってません】

【俺に会いたくないの?】

何を聞いてくるの!!その問いに私はなんて答えればいいの!?どっちなの!?会いたいの!?会いたくないの!?

【どっちか教えて】

【( ;´・ω・`)】

【ん?これは……会いたいけど会いたいって言えなくて困ってるんだな】

【(*・ω・*)】

【あっ!照れてる!可愛いなぁ。じゃあまた予約入れとくからね】

【(;゚д゚)】

【会えるの楽しみにしてるから】

【……はい】


結局裕也の思惑通り…