☆表の顔と裏の声★

「待ってるからね」

「……はぃ…」

アパートまで送ってくれた裕也は、カウンセリングに来るように念を押して帰っていった。

玄関の前で裕也の姿が見えなくなるまでうっとり
見惚れていると、急に声をかけてきたのは…

「七海!!今の誰ー!?」

「ひゃっ!!!」

れいだった。

急いで部屋の中に引っ張られ、そこからしばらく
尋問が続いた。

「へぇ~~、前に言ってた病院の人ってあの人
だったのかぁ~~。背高いしイケメンだし!
あれは中学生でも好きになっちゃうの分かる気がする。それにしても偶然再会するなんて、ドラマみたぁ~い!」

1人で盛り上がるれいを見ながら私も何故か
ニヤニヤが止まらない。

「で、行くの?カウンセリング」

【迷ってる】

「けど八嶋さんは、待ってるからね!って
カッコよく言ってたよぉ~~」

【そんな言い方してない!】

「ハッハ!まぁ、1度行ってみたら??
やっぱり無理ならやめればいいんだしさ」

「ぅん…」

その時私のスマホにメッセージが届いた。