☆表の顔と裏の声★

2人きりになってしまった談話室で、蓮は急に
れいの目の前まで近寄り、髪の毛を触った。

れいは、外から見ても分かりそうなほど
胸がドキドキして硬直していると、

「あっ、白髪」

「はぁ!?嘘でしょ!?」

「ハハハッ!嘘だよ。なんかゴミ付いてたから」

「もぅ………蓮って本当、鈍感だょね…」

「ん?鈍感?」

「ねぇ……蓮は、七海の事本気なの?」

「本気?好きかって事か?」

「うん…」

「本気じゃない好きは、好きじゃないだろ。」

「……まぁ、そうだよね」

「けど俺、七海にフラれてるしなぁ」 

「そうなの…?でも好きなんでしょ?」

「好きだよ。」

「……そっか」


今言った、「好きだよ。」ってフレーズ…
自分に対して言ってほしかったと、れいの心は
密かに傷付いていた。