そうして、しばらく莉華と話をした結果わたしが出した結果はこうなった。
「わたしからせいちゃんに告白する!」
「おお〜、さすがバカ有季!考えることが普通じゃないね!まあ、頑張りなさいよ」
ゲラゲラ笑いながらそういう莉華。
「バカってなによ!」
(もう、莉華ったら、ひとこと余計!!)
「ごめんごめん(笑)。それより、あんたちゃんと宿題終わってる?」
去年は夏休みも冬休みも宿題のことを忘れていて、提出期限に間に合わなかったのだ。
「それがね、終わってるんですよ」
わたしは自慢げにそう言った。
「おお。お疲れ様。」
莉華が感心したような声で褒めてくれた。
「じゃあ、わたしもう眠いから切るね。ふわぁ〜……」
頭を使いすぎて疲れたわたしは、大きなあくびをした。
「わかったわよ。寝坊するんじゃないわよ?」
「分かってますよ〜」
そうして、莉華との通話が終わった。