「やっぱりって?」



「んー、実は朝からこいつすっごいテンションたかかったからさ」



言われてみれば一日中ずっとテンションが高かった。



「熱あるとテンション壊れるんだよねこいつ」



せいちゃんが熱を出すことなんてなかなか無いから全然知らなかった。



「せいちゃん、大丈夫?」



わたしは、そう聞いても意識が朦朧としていたのか受け答えはなかった。



「きっと、大丈夫。後は、お姉さんに任せて、有季は帰んな〜」



「うん!ありがと、華歩姉!」



「うん。星汰連れてきてくれてありがとね」



(はぁ……。華歩姉は大丈夫って言ってたけどやっぱり心配。って、そうだ……。わたしせいちゃんに告白されたんだ。)



せいちゃんは、わたしのこと女の子として好きって言っていた。その告白に返事をした方がいいのかわたしは悩み始めた。