君の想いは僕のもの。





「ああ。最悪……」



この世の終わりっていうレベルで本当に残念そうにしている。



「そんなに落ち込まなくても……ね?」



「はぁ……」



けれど、わたしの方を見て、何も分かってないという顔をしながら大きいため息をついた。



「よ、よし!月と春ちゃんにお土産買って帰ろ!」



「…………くはくは、上手くいくのかな……」



せいちゃんが何か喋っていたが、わたしには全然聞こえなかった。



「せいちゃん?」



わたしは、ボートっとしていたせいちゃんの名前を呼んだ。



「え?ああ。お土産ね、いこっか」



「うん?」