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「………もう朝？」
横に寝ているせいちゃんの顔をみて、昨日の夜は一緒に寝たことを思い出した。
そのせいちゃんは、わたしをしっかり抱き寄せながらスヤスヤ寝ていた。とてもかわいい。
「せいちゃんせいちゃん」
「ん？有季？」
「おはよう、せいちゃん」
「ん。おはよ」
せいちゃんは、朝に弱い。と言っても、最初の15分くらいだけだけど。
「まだ、8時前だしもうちょっと寝てもいい？」
「しょうがないなぁ〜、あとちょっとだけね」
「うん〜」
そう言ってさらにぎゅうっとわたしに抱きついてきた。
こういう所もせいちゃんの可愛いところだ。
そうして、わたしもせいちゃんにつられて寝てしまった。
「2人とも起きて！ってそうだ。姉ちゃんは普通に起きないし、星汰兄は朝弱いから、なかなかおきないんだった。」
