「いいや?僕のベッドソファもあわせて3つあるよ」 さすが奏ちゃんだ。寝るのが趣味なだけある。 多分、授業をサボった時なんかはここで寝ているのだろう。 「じゃあ、女子二人でベッドソファ使いなよ。僕達ソファでねるから」 「いや、俺が有季とベッドソファでねる」 「ええ!?わたしせいちゃんと寝るの!?」 「いや?」 可愛い子犬のような目でわたしを見つめてくる。 「いやじゃないけど……」 嫌じゃないけど、緊張して眠れるか分からない。