「奏ちゃんのこと考えたり、一緒にいたりしただけでドキドキしたり顔が熱くなったりしない?」
「うん……しちゃ…う……」
莉華、わたしが思ってたよりもっと奏ちゃんのこと好きみたいだ。
「奏ちゃんに告白された時、嬉しかったんじゃない?」
「……うん。すごく嬉しかっ……た……」
莉華が顔を赤くしてそういう。
「それなら、返事の答えなんて決まってるんじゃない?」
「わたし、奏のこと好きみたい。お風呂上がったら奏に返事してくる」
「うん!がんばって!」
そうしてわたしたちはシャワー室から出て、莉華は、奏ちゃんの元へと向かった。
「莉華も行ったし、生徒会室戻ろ……」
そう呟いて、わたしはのんびり生徒会室へと戻った。
「有季、おかえり」
「せいちゃん、お風呂やっぱりあがるの早いね。みんなは?」



