(莉華、本当に何があったんだろう。莉華にとってハッピーな事だったら良いな。)
「じゃあ、俺たちは先に作業始めてよっか」
「わたしは、先に何やればいいかな?」
「ん〜そこにある資料まとめてくれる?」
わたしがやることを的確に指示してくれるせいちゃん。
「うん!任せて!」
そうして、わたし達は作業を始めた。それもぶっ通しで7時間くらい。
「はぁ……お腹減ったよ〜!!!」
「会長さーん、ゆきりんがお腹減ったそうなので夕飯にしませんかー?」
奏ちゃんが疲れきったような顔でそう言った。
「もう、そんな時間か。食べようか」
「やったー!って何を食べるの?」
「わたしが手配しておいたわよ」
と言ったのは莉華。莉華のおうちは実はとてもお金持ちなのである。つまり、莉華はお嬢様だ。
「さすが莉華!いつもありがと〜♡」
「いつもって、こんなことしたのは初めてよ?」



