ボードが出来なくなるかもしれないのは少し悲しいけど、だけど今はせいちゃんの方が重要。
「せいちゃん、キスして?」
「いいよ、いっぱいしてあげる」
そうしてわたし達は、お風呂から上がってきた時に始まった映画が終わる頃まで、お互いを求め合い、愛し合った。
「有希?急いで浴衣着ないと、仲居さん来ちゃうよ〜?」
「うん……」
せいちゃんは、わたしがギリギリ歩けるくらいまでに抑えてくれた……らしい。
「それにしても、可愛かったな〜。ゆーき」
「せいちゃんだって、好きって言った時顔真っ赤にしたくせに」
「それ以上言ったら口塞ぐよ?」
「うう」
わたしはいつまで経ってもせいちゃんには勝てそうにないです。



