君の想いは僕のもの。





「また首まで真っ赤だね。でも今度は色っぽい」



だから、わざわざそんなこと言わないでください……。とは、心の中に秘めておいた。



そして、せいちゃんにお姫様抱っこされ、布団におろされると押し倒されているような体制になった。



「あれ、有希。つけてないんだ」



「う、うん……」



「そっ…か」



せいちゃんがわたしと合っていた目を逸らして、口元を手で隠した。これは、照れている時の合図。



「せいちゃん、好きだよ」



照れているせいちゃんに追い打ちをかけるかのようにわたしはそう言った。



「はぁ…………。明日ボードだからすごーく優しくしようと思ってたのにね」



「別にいいもん……」



「明日ボード出来なくなっても知らないからね?」