君の想いは僕のもの。




せいちゃんが洗い終わったあとに、わたしも体を洗ってせいちゃんの元へと向かった。



「あ、有希。おかえり〜」



わたしがお風呂を上がると、テレビで好きな映画の再放送をやっていた。



せいちゃんはというと冷たい水をとても美味しそうに飲んでいるところだった。



「有希も水飲む?入れるけど」



「うん、飲む〜。ありがとっ」



「ん。……あ、やっぱやーめた。有希、ちょっとこっちおいで?」



せいちゃんが手を振りながらわたしを呼んだ。



「ん?どうし……」



どうしたのと言い終わる前にせいちゃんに口を塞がれて、口の中に冷たいものが流れ込んできた。



「……んぅ…………ふっ……」



「ね、有希。このまま続きしちゃおっか」



「うん……」