その後、駅を移動してバスに乗り、無事わたし達が宿泊するホテルに到着した。



チェックインを済ませて、落ち着けたのは1時過ぎくらいだった。



「はぁ〜。有希、俺を癒して」



せいちゃんは仲直りをしてからずっとこの調子だ。



「えっとー、癒すって何したらいい?」



わたしもせいちゃんとイチャイチャしたかったからそれに乗ってみる。



「積極的な有希も最高〜。じゃあ、何してもらおうかな」



そう言って、わたしをじーっと見つめてくる。



「そ、そんなみないでよ……」



見られてるのが恥ずかしすぎて、つい目を逸らしてしまった。



その途端、隣のお布団に座っていたせいちゃんがわたしに近寄ってきて、ハグしてきた。