君の想いは僕のもの。




そういえば今日も、せいちゃんとするんだよね。



「じゃ、おやすみ、有季」



「あ、うん。おやすみ」



あれ、しないのかな?わたしせいちゃんになんかしたかな。イルミネーションとか、お風呂の時はそういう感じだったよね。



「ねえねえせいちゃん。し、しないの……?」



「有季は、おれとしたいの?」



ここで、いじわるせいちゃんが登場してしまった。



「えっと……、その……」



「おれとしたいなら、有季からちゃんと誘って?さっきのドラマみたいに」



さっきのドラマみたいにって、わ、わたしを抱いてくださいって言えってことだよね。



「は、恥ずかしいよ……」



「そっか言えないのか。じゃ、俺は寝るね」



せいちゃんが今日はいつもより何倍もいじわるだ。