「やっぱ、ダメ!せいちゃん、かわいいかわいいうるさい……」
「だってホントのことだし?」
せいちゃんが真顔でわたしにそう言ってくる。
「もう!せいちゃん、可愛い禁止!」
わたしは、あざとくほっぺをふくらませてそうせいちゃんに言った。
「あざと……。じゃあ、行動で有季ちゃんかわいい〜を示してもいいですか?」
「こう、どう……?」
「こーゆー事です」
せいちゃんがわたしの口を塞ぐように苦しいキスをしてきた。
「……んっ…………せいひゃ…………」
「有季、この間よりキス上手になってるね」
気づいたらわたしは、ソファに押し倒されていた。
「せ、せいちゃんが上手いんです……よ……」
次はわたしからせいちゃんに苦しいキスを始める。
けれど、途中でまたせいちゃんにリードされてしまった。
「有季、その顔色っぽいね」



