わたしは、焦って大きい声で返事をした。
「写真お願いしてもいいですか？」
「わ！わかりました！」
わたしが焦って大きい声で対応している横で、せいちゃんがわたしをみて大爆笑していた。
「はいチーズ」
カメラを撮ってくれる係の子が待ってくれず、せいちゃんもわたしもわらった状態で撮ってしまった。
その写真を、お似合いだから。ときてくれたお客さんがプレゼントしてくれた。
その写真には、わたしとせいちゃんが見つめ合いながら大爆笑しているシーンが写っていた。
「じゃー、2人とも莉華ちゃんたちと交代ね〜」
忙しそうな委員長がわたしたちにそう言った。
｢｢はーい｣｣
「それにしても、さっきの有季面白かったよ(笑)」
せいちゃんが歩きながらわたしにそう言う。
「もー！！せいちゃんにつられてわたしも笑っちゃったじゃん！絶対変に写ってる！」
「そんな事ないよ〜？いい写真じゃん、これ。俺のお気に入り〜」
